阪神間由来記

伝説もまじえた旧武庫郡とその周辺の話題を取り上げます

PR広告

  

西宮とユダヤ

2021年09月04日 | 歴史

ユダヤ系の大財閥 ロイヤル・ダッチ・シェルの源流をなすサミュエル商会は日本から事業を拡大していった。

中心人物のマーカス・サミュエル Marcus Samuel(1853-1927)は18歳のとき、単身 明治になったばかりの日本にやってきて事業を始める。

シェルのマークは 彼が湘南海岸で拾った貝殻にちなむといわれる。 

サミュエル商会は阪神間に高級住宅地を開発しようとした人々の草分けでもあるが、早くに事業からは撤退し、その後は大阪の資本が引き継いでいる。 

西宮の市章は、ダビデの星(六芒星)の中に篆字で「西」の字が入り、それは広田神社に由来するとされるが、この地域にはユダヤ系財閥との関係性も存在する。 

篆書体で「西」を書いてみました。市章は活字体で、こちらは草書。イスラエルの国旗は六芒星だけ。 西宮はそのなかに文字が入ります。 

この文字は流れる川の西側に町がある様子を象っていて、武庫川の西に町が発達した西宮を象徴しているようにも見えます。 

nishi tensho